ASMUS TOYS GC003 GIRL CRUSH 浦島 麗子

千年の歳月が流れ、かつて栄華を誇った竜宮城は荒れ果てた廃墟と化していた。 一見平凡な女子高生だった浦島礼子は、いつも海に言い知れぬ縁を感じていた。釣りが好きで、潮風が肌に心地よく、波の音がリズミカルに響くのが好きだった。しかし、その思いが自分自身の過去と結びついているとは思いもよらなかった。 ある日、小さな帽子をかぶったしゃべるウミガメが、不思議な宝箱を抱えて海から現れた。中にはスマートフォンが入っていた。おそらく変身装置か、あるいは古代の通信手段だろう。これは過去の遺物なのか、それとも未来を変える鍵なのか？ 亀が龍宮城の失われた歴史を語り、その修復の使命を引き受けるよう懇願したとき、彼女は言葉を失った。彼女にそんなことができるだろうか？普通の少女にすぎない彼女に、1000年も失われた王国を救うことなどできるのだろうか？ 疑問を感じつつも、玲子は亀のささやかな依頼を引き受けた。その見返りとして、亀は彼女の側にいて、一緒に答えを探すように導いてくれた。竜宮を復元する時はまだ来ていなかったが、二人は旅を通して揺るぎない仲間になった。 竜宮再興への道はまだ遠い。しかし、もしかしたら、これは二人の物語の本当の始まりに過ぎないのかもしれない...。